色とかフォルムとかのセンスを超越している東京タワー

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誰でも打合せ中に表現アイデアの2つぐらい出来上がってしまうって本当?

クリ絵:先日、上司のディレクターが「いつもオレは打ち合わせの間に頭の中で表現案を作ってしまう」と言っていたんだけど、そんなこと本当にいつでもできるんですか?
 
師匠:ははは…できるよ、この業界で経験が5年以上あれば、そんなの誰だって。
まず、デザイナーやコピーライターは何もないところから見た事もないようなアイデアを創り出してるわけじゃないからね。
0.0001%もいないような、本物の天才クリエイターを除いてね。
 
クリ絵:え〜、クリエイターって、誰も見たこともないような斬新なアイデアをカタチにしているんじゃないんですか。
 
師匠:そんなアイデア、採用されないよ。
見たこともない斬新なアイデアや表現って普通の人にはほとんど評価できないし、理解しにくいものだからね。
 
クリ絵:そうなんですか。なんか複雑…。
 

記憶の中からアイデアを探す「脳内検索」のコツ

 
師匠:では! 打ち合せ中に表現アイデアを作る方法を噛み砕いて説明するぞ。

ざっくり言うと、打ち合わせしている案件の課題に合せて、自分の過去に作ったり見たりしたデザインやデザインに関する記憶を組み合わせ、それらをアレンジして、最も効果が発揮できそうな表現案にカスタマイズするんだ。
欲しい情報を求めてウェブ検索して、いくつもの情報をコピペして1つの文章に手直しする要領でね。

たまにカスタマイズ不要のぴったり当てはまる過去の表現案を思い出そうもんなら「アイデアを見つけた」とガッツポーズさ、心の中で。本当にアイデアを見つけただけだからね。
経験豊富なクリエイターなら本命案のプランAとちょっと冒険したプランBぐらい軽いもんさ。
 
クリ絵:えっ、そんなんでいいんですか。それなら私だってできそうなんだけど
 
師匠:そうだよ、誰にでも簡単にできるさ。
デザインでもプランニングでもコピーライティングでもほぼ同じだしね。
でも、ちゃんとした経験や記憶のない人が作る表現案や企画案はなかなか採用されないよ〜。
 
一人前になりたければ、たくさん仕事をして、たくさん良いものを見て、たくさん本を読んで、たくさん素敵な経験を積んで「頭の中のデータベース」をどんどん更新して、どんな案件にも対応できるようにしておけ、ということかな。
 
それからね、優秀なクリエイター達は、ぱっと最初のアイデアが見つかっても、もっと効果の上がるプランが脳の中に隠れていないか、資料とか見ながら必死で思い出そうとしているタイプが多いみたいだけどね。

▼クリ絵が分かったこと
5年ほど経験を積めば、誰でも打ち合わせ中に表現プランができる。
しかし、採用される確率を上げるには経験や日々の勉強がものを言う。…でも、経験を積んだら表現案をすぐに出せるようになるなんて、ちょっと嬉しい!

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