素敵なトイレのドア金具。選んだ設計士を尊敬

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若いクリエイターを鍛えるのはやっぱり広告制作の現場?

クリ絵:広告デザイン担当やエディトリアルデザイン担当には向き、不向きがあるのかしら。
 
師匠:ほう、面白いこと聞くね。
そうだねぇ、誰でも両方できるけど、それでも適性があるかな。
 
私が所属する会社では月に新聞広告なら10本から20本、雑誌広告も10本ほど、チラシで5本ぐらい、CMのプランや他にもいろいろ作らせてもらっているだろう。
広告の場合、クライアント側から見ると、制作費プラス媒体費用を支払うわけだから、ウェブサイトやフライヤーといった低予算で済む制作物と真剣度が違うよな。文字組もシビアで、Macまかせにするようなデザイナーは広告担当として完全にアウトだし。
 
短期的な効果測定がすぐに出るから、クリエイターにしたら3日ごとに通信簿をもらうような感じ。複数の案件のアイデアを同時進行で考え、制作し、厳しく評価されるわけだ。
 
まさに、心が折れそうになる日常さ。
一喜一憂の日々を過ごすわけだからタフな精神力が必要だね。厳しいぶん、広告制作担当のクリエイターは短期間で才能がぐんぐん伸びる人が多いね。
麦と一緒さ。負荷をかけるとすくっと育つんだね。
広告制作は精神も肉体もタフな人にぴったりと言うことかな。
 
エディトリアルデザインは、ページ構成やページをめくる時間も考えながら作っていくものだろう。読者の視線の流れや複数ページのデザインをトータルに考えられる人に向くわけだ。
2次元の誌面デザインに時間の流れもデザインする訳だから、ある意味、広告制作よりもデザインのトータルな能力が必要かもしれない。
 
読みやすさも重要な要素なので、型はあるわけ。だから型通りやればすぐに戦力になるんだけど、型にばかりこだわっていては決して良いデザインが生まれない。
ほんの少しでいいから毎回、面白い工夫を誌面に加えていくことが大事。それができなければ単なるレイアウターだからね。
 
小難しいことを言っているけど、エディトリアルデザインは雑誌や本が大好きで、本屋に毎日通っているような人を担当にすると良い出来になるね。
 
クリ絵:タフな人と本屋通いが好きな人ですか。何となく分かりました。
そう言えば、両方兼ね備えている人が私の周りには結構多いわ。
 
師匠:へぇ〜、そうなんだ。若いデザイナー達の将来は明るいね。
まず彼らには広告制作でもまれてほしいね。
優れた広告を作れるデザイナーにエディトリアルデザインを何ヵ月か経験させると訴求力のある誌面を作ってくれるから。
何か他と違った表現方法やアイデアを必死で探すからね、広告をずっと作ってきた連中は。
 
クリ絵:私もキツいけど、まずは広告からがんばろうかしら。

▼クリ絵が分かったこと
広告デザインがうまい人はエディトリアルデザインもうまい。エディトリアルデザインは思ったよりもトータルなデザイン能力が必要。

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