有名モニュメント。なでると良い事あり(個人的に)

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定時に帰れそうな会社を選び、30代で大きく後悔する?

クリ絵:うちの会社、デザイナーを募集中なんです。
でも、何人も面接しているのに決まらないんです。
 
師匠:君の会社、デザイナーに求めるスキルが高すぎるんじゃないの? 何人断ってるの?
 
クリ絵:違うんです、結構条件が甘いんですけど、向こうから断ってくるんです。
仕事がハードで、残業もあるけど大丈夫かって聞いたりするらしいんです、面接で。内定を出しても後から断ってくる人が続出で…。
今時の若い人は、給料が少し低くくても印刷会社とかパッケージ会社の方に行くみたいなんです。定時に帰れるって面接官に言われたらしいんです。
 
師匠:そうなんだ…。デザイン会社は本当の姿を若い人に教えちゃいけないわけだ。
でも、前にも言ったけど経験を積めば早く帰れるようになるよね、30歳過ぎたら君の会社でも。
 
クリ絵:確かに定時近くに帰れる人が多いですけど、優秀な人はいつも遅くまで残っていますよ。
 
師匠:あぁ、どこの会社も一緒なんだね。優秀な人には仕事が集中するからねぇ。
近ごろのクライアントさんはクリエイターを指名してくるし、上司たちも優秀な人に案件を任せて安心したいし。
早く帰れる大部分のそこそこ優秀な人と、毎晩遅くまで働き、たまに休日出勤もしなければならない一部の超優秀な人に分かれる訳だ。
 
クリ絵:師匠は前に30代になったら仕事が速くなってみんな早く帰れるようになるって言ってたでしょ! あれはウソですか。
 
師匠:ごめん、ごめん。すごく優秀な人たちは30代になっても40代になっても早く帰れません…。
彼らや彼女らは月曜から金曜はガンガン仕事して、土日はしっかりと休むという生活に不満が無くなってくるんだよ。
だって面白い仕事がどんどん来るんだから、みんなから。
 
クリ絵:それで、早く帰る人とすごく優秀な人の収入格差が生まれるんですよね、結果的に。
前にも聞きましたけど(ため息)。
 

30歳で年収の差が2倍に開いてしまうケースも

 
師匠:そう。私が知っているケースで言えば、30歳ぐらいの人で印刷関連会社のデザイナーの年収が300〜500万円、デザイン会社のそこそこ優秀なクリエイターで400〜500万円、すごく優秀なクリエイターで600万円以上ってとこかな。
 
毎日身を削るような努力をしている人と、定時に帰れるようなクリエイターでは年収で倍近くの差が出るんだね。
30歳過ぎて周りとの待遇差が分かって、焦って転職を考えるクリエイターの話は本当によく聞くよ。
でも、20代で楽した分だけ能力の差ができてるからねぇ。高収入も、良い仕事も、よほど頑張らないときついかもしれないなぁ。
 
クリ絵:でも師匠、収入よりも自分の生活の方が大切だと思う人もいますよ、たくさん。
私も定時に帰って自分の生活を充実させたいし!
 
師匠:私は収入のことや労働時間のことより、他の人よりも重要な案件をどんどん任されるという快感を味わえない不幸なクリエイターに同情するんだよ、先輩として。
だって、クリエイターって自分の力を最大限に発揮して、成果を上げて、クリエイターとしての評価を上げ続けたいじゃない?
能力が上がるほどハードになるけど、とびっきり面白い毎日が送れるのがデザイン業界の仕事だし。
 
若い時から楽な仕事しかしてこなかった人はどうしても成長が鈍いし、これからこの業界で頭角を表すのは難しいしと思うよ。きつい言い方だけど、裕福なクリエイターにもなれないと思うよ。
 
クリ絵:毎日身を削って、上司からダメ出しくらって、隠れて泣いている私でも30歳過ぎたら、この会社に勤めて良かったと思えるかもしれないんですね(ため息)。
 
師匠:きっと思う時が来るよ。
30歳から40歳の10年間は本当に刺激的で楽しいから。とびっきりの10年さ。
20代にハードに働いてる君みたいな人たちに限るけどね。

▼クリ絵が分かったこと
若い時は、楽をするよりもハードワーク? ちょっと古い考えだけど30代で後悔しないための「デザイン業界のクリエイター心得」なのだ。

10年後のあなたを“リッチデザイナー”に!